伸長式のダイニングテーブルの
修理前はこんな状態でした。
丸い輪染みと塗装の剥がれが目立ちます。
アンティーク家具なので古びも値打ちですが、
状態次第で手直しも必要です。
マホガニー材の美しい木目が
際立っています。
これからもご愛用いただけると思います。
次のテーブルも伸長式です。
素材はオーク。
天板は突板なので研磨には気を使います。
削りすぎると木目が消えてしまいます。
天板と合わせて脚も修理しました。
アンティークの雰囲気を壊さないよう
塗装の色合いやツヤを調整します。
続いてチェアーの修理例です。
今ではコイルばねを使ったチェアーは
少なくなりました。
この椅子のクッションはバネと藁でした。
座り心地を重視してクッションは
イチから作り直しました。
張地によって印象が変わります。
格子柄はクラシックな感じがしますね。
生地はサンプルから選んでいただきます。
このチェアーの座面はクッションが
抜け落ちていました。
ウェービングテープとウレタンフォームで
クッションをつくって張替えました。
細かな傷はありますが、
塗装の修理は必要ありません。
座面が新しくなっても
年代物の風格がありますね。
以上、アンティーク家具の修理事例でした。